大阪ではサポートも手厚い。転職で医師のキャリアアップを図る

キャリアアップを見据えた医師転職に合った求人の探し方とは

医師の先生方が転職を考える場合、重視されるポイントとなるのがキャリアアップです。

若い頃は右も左も分からないまま医局に入り、指示に従うだけで精いっぱい……という状態だった若手の先生も、医師としての経験を積むうちに、今の勤め先では「やりたい仕事ができない」「キャリアアップが見込めない」という現実に気付くケースが非常に多くみられます。

一方で、医療機関での仕事は、一般企業よりも中身が見えにくいと言う問題があります。
実際に現場で働き始めてみないと、「どのような仕事を求められているのか」が分からないケースが多いでしょう。

このような、転職でのトラブルを防ぐためには、しっかりとサポートが受けられる医療機関に詳しい、コンサルタントやエージェントへ相談するのがおすすめです。

「認定医や専門医を取得する」
「開業につながる人脈を作る」
「後輩の指導に力を入れる」
「経験を積むため転科を考える」

など、将来の自分にプラスとなる要素を持つ医療機関への転職が、キャリアプランの形成へ役立つでしょう。

 

転職のタイミングも重要となる

キャリアアップを考えるなら、転職のタイミングも重要です。
20代のうちは、最初に働いた医療機関でじっくり経験を積む時期だと言われています。
20代での転職は、受け入れ先からの印象もあまりよくありません。

しかし、医師不足が深刻な地域であれば、「医師不足を救いたい!」「地元で働きたい!」という熱意を示すことで、前向きな転職、そしてキャリアアップできるでしょう。

30代は、転職にもっとも最適な年代です。
転職情報サイトなどでも30代の先生は非常に有利に話が運ぶ傾向にあります。
引く手あまたの30代転職市場ですが、転職のタイミングには注意が必要です。

新卒の学生が現場へ流入してくる春ではなく、医療現場の雰囲気が落ち着いた夏~秋を選ぶと、働きやすい環境が期待できます。

40代は、責任あるポジションを与えられるかどうかが決まる、重要な時期です。
高い役職が与えられる場合は良いのですが、同年代の医師が多かったり、40代になっても思うような報酬が用意されていなかったり、という場合は、キャリアアップを兼ねた転職や開業を考えてみましょう。

 

医師のキャリア形成支援を行う「大阪府医療人キャリアセンター」とは

キャリアアップをしながら勤務したいと考えている先生には、大阪の地はとても向いていると言えます。

その理由の一つに、府が主体で先導する「大阪府医療人キャリアセンター」の存在が挙げられるでしょう。

平成23年度に開設されたこのセンターでは、医師向けのキャリアプランプログラムや、支援プログラムが用意されています。

学生から約10年目の現役医師まで、無料で利用することが可能なため、大阪で働く若手の先生には、積極的な会員登録をお勧めしています。

キャリアプランプログラムには、「救急コース」「周産期コース」「放射線科コース」「リハビリテーション科コース」があります。

支援プログラムは、「海外研修、視察費用の支援」や「海外留学費用支援」「「府外病院の研修、視察支援」「学会やセミナー参加費支援」「文献入手支援」「託児サービス利用費支援」など、積極的に知識を深めたい先生にとって、嬉しい内容となっています。

キャリアセンター主催のイベントや研修なども多く行われているため、10年目までの先生は積極的に利用することで、キャリアアップだけでなく、将来の転職も有利に働くでしょう。